2019年12月17日火曜日

12/17:土日のための練習、#系と♭系と

土曜日はフレンチの通奏低音で調弦はFisとCis、後半でFとCに変更、
日曜日はリコーダーの通奏低音を1曲だけの予定でFとCとたぶんBesで弾く予定。

調弦を変えるのはなかなか面倒なので、同じ調弦で曲をまとめて練習していますが、#系と♭系では響きというか世界が違うので、その切り替えもイメージしておかないといけないことを思います。

1曲の中でもニ短調とニ長調が切り替わるということが起こる時には、途中で調弦を変えるわけにもいかないので(今弾いているのはFが番外弦なので)オクターヴ上げたりしてしのいでいますが、 他に通奏低音楽器があればまだしもテオルボ1本の時は旋律のラインを考えたとしてもどうしても物足らない感じがするのがジレンマです。

ソロ曲は今日はFとCで練習できる曲にしましたが、本当はFisが指定されていて、でも2回しか出てこない上に、上と音がぶつかることがない(Fと一緒には弾かない)ので、ついつい合わせるのをサボってしまうのは、求められている和音の響きではないということを考えると、本当は良くないのでしょうね…。

画像のように、ソロ曲でFisとCisのに加えてGis2つが指定されている曲は、さすがに全部それに合わせておかないとGisとGが同時に鳴るというオソロシイことが起こってしまいます。

2019年12月12日木曜日

12/12:de Viséeのサラバンド、2つのJerusalemの違い

今日は演奏予定のソロ曲練習はやめて、de Viséeの続きにトライ。
イ長調の組曲の中からサラバンドを。

サラバンドはダンスの人に言わせると難しい踊りということだけど、de Viséeのサラバンドもどれも相当に難しくてなかなかうまく弾けない舞曲の一つ。

今日のも難しくて色々と難儀。
これはもうベースラインと上とを少なくとも分けて、それぞれの動きを確認しながら練習しないといけなさそうです。

それでも全体としてこういう響きになるだろうなということを想像すると、本当にステキ。

通奏低音練習は12/21の曲からいくつか。

Maraisはともかく自分の弾くべきこと、右手の弾弦順と特に左指の位置!を指と脳に覚えさせて 、ガンバがその場で弾くことに耳と目と気配で対応できるようにしておきたいです。

de Lalandeの2つのLeçonの最後に出てくるJerusalem、歌はほとんど同じだけど、通奏低音は基本的にa gis g fis (f) e e Aというオスティナートだけど、付いている数字がまるで違うことをやるたびに痛感。
水曜日はシンプルで3、4パターンで回せるけど、金曜日は本当に凝っていてたぶん1回として同じパターンが出てこなくて、ちょっとした移動が必要な箇所もあって、これもすべて指と脳に入れておかないと歌に対応できないので今日は間違えやすい箇所を集中練習しました。

そして、テオルボとガンバだけになるヘブライ語のアルファベットのところも、16フィートを多用する方向で練習を。




2019年12月8日日曜日

12/8:テオルボでメリハリを付ける

12/21@和泉市久保惣記念美術館で演奏するクリスマスの新曲Clérambaultのリハーサルで歌の方に
「もっとメリハリをお願いします」
と言った一方で、今日練習してたらテオルボでもっとメリハリ付けられるじゃないか!と思っていくつか変更しました。

この曲はソロと合唱が交替する曲で、合唱はいないのでソプラノ2が合唱部分を歌いますが、合唱部分はほとんど通奏低音のオクターヴ上という不思議な旋律で、その部分を16フィートにするというのがまず取るべき手段でしょうか。
ただ、このオクターヴ下は結構動いたりするので、それだけでも結構難しいですし、それに和音を付けるのはなかなか難しいので、本番までに間に合うでしょうか…!?!

ソロ曲もPiccinini, Kapsberger, de Viséeと一通り練習。

2019年12月7日土曜日

12/7:ミュズィク・ドゥス🎄クリスマス・コンサート(12/21@久保惣)のリハーサル

久しぶりになってしまいました。

本日は12/21@和泉市久保惣記念美術館でのミュズィク・ドゥス🎄クリスマス・コンサートのリハーサルを、珍しく土曜日に行いました。
全員集合の前にMaraisをガンバとテオルボで。
ガンバからの細かな指示を実現するために1時間みっちり合わせましたが、次第に良い感じになり少し楽しくなってきました。
本番どうなるでしょうか!
個人的には精根尽き果てて自分の仕事はこれで終わってしまったような気分で、リコーダー以外は出がらしでした。
(いえいえ、おやつパワーでちゃんと弾きましたとも!)

全員集合してプログラム順に。
とは言っても、あまり合わせていないクリスマス曲の練習に時間が割かれました。

ClérambaultのHodieは、フレンチらしい装飾のある流れの中でもメリハリをどう付けるかを試みました。

リコーダーでのNoël集は3曲セレクトして合わせましたが、跳ねる曲でのリズム合わせに時間をかけました。

皆さんでも歌う「荒野の果てに」はハープも入りますので、本番でどのように進行するかをきちんと決めて何度か合わせました。

夏に演奏した《ルソン・ド・テネブル》という受難曲と、クリスマス(ノエル)の曲を混在させるのは、「受難のための降誕」という理屈としては皆理解していますが、その切り替えは案外難いことを実感しております。

当日どうなりますか、よろしければ展覧会を見に来がてらいらしていただければ嬉しいです!

2019年11月14日木曜日

11/14:ソロ曲とフレンチと

415Hz均等フレットにも慣れてきました。

ソロ曲は本当は440Hzで弾く予定ですが、今は415で練習しています。
Anonの易しい曲、Piccininiの易しい曲をゆっくりしっかり確認しつつ。
ソロ曲はイタリアンの中で弾く予定ですので、フレンチのde Viséeはちょっと休んでいます。

通奏低音はMaraisとCleambault。
今日もまた合理的と思われる押さえ方を見つけたつもり。
今は音数を必要に応じてなるべくたくさん鳴らすことと、コードチェンジで音がなるべく切れないような指の運びを考えるのが課題です。

編成として通奏低音にヴィオラ・ダ・ガンバがいれば旋律は任せて、チェンバロがもしかしたらさっぱりした音のモデルになるかもしれないので、テオルボでなるべくじゃらじゃら鳴らした方が良いかなと試行錯誤しています。
通奏低音がテオルボだけの場合は、低音旋律も和音も全部弾かないといけないので、宗氏ながらも音数を多めに弾ければと思っています。

2019年11月12日火曜日

11/12:構えを少し変更

月曜に鍼灸で
「何か大きな楽器されました?」
と聞かれて、
「テオルボの構えを変更したんですけど」
と答えたら、いつもと違って左肩甲骨上辺りが張っているらしかったです。
夏期セミナーを踏まえて立て気味に構えていましたが、1フレットとか遠いのは確かなので、以前のように頭を超えないように少し寝かせます。
それを踏まえて、ソロ曲としては、de Visée、Piccininiなどを、
通奏低音は新しいClerambaultとMarais、そしてDeLalandeも。

2019年11月11日月曜日

11/11:フレッティングとピッチを変更

11/2の「16〜17世紀の宗教合唱曲を歌う会」では、毎年オルガンがミーントーンで調律され、テオルボもガンバもミーントーンのフレッティングが要求されるので (でも今年初参加のガンバさんはたぶん均等フレットのまま)、夏からそのように不均等フレッティングにしていました。
 
ところが、12/21のミュズィク・ドゥス🎄クリスマス・コンサートでも使う音律は、弱いミーントーンでしかも5度圏が閉じるというMarpourg (Marpurg) に近い調律で、去年はミーントーンのままで弾いていたら異名同音になるEs/Disで合わないという当たり前の問題が発生してしまい、さらに貼り付けフレット (タスティーノ) が必要になりましたので、今年は基本的に平均律にして、チェンバロでどうしても合いにくいところだけ少しフレットを移動させるという作戦に。

久しぶりに均等フレットにすると、やはり3ヶ月慣れ親しんだ不均等フレットとはとっさに押さえる位置が違うので、フレッティングを変えると最初はかなり戸惑ういますので、リハーサルの直前ではなくて少し練習もしておきたいので変更しました。

ピッチもフレンチなので440Hzから415Hzにしましたが(本当は392Hzにすると、よりヴェルサイユらしくはなりますが)、電子楽器とは違って単に音高が低くなるというだけではなくて、弦楽器の場合は弦を張り替えない限りテンションが下がるので、弾弦の感じが大きく変わります。
440Hzの時と同じような張りを求めても得られませんので、その張りに応じたタッチに切り替えなければいけないですし、フレンチなのでともかくエレガントに、なるべく音数も多く弾ければというのが今の課題です。

それで、ソロ曲はde Viséeのとある曲を今日も復習。
やはり弦のテンションが違うので、それに合うように弾かないと(汗)。

通奏低音は新曲2つ。
これもかなりタッチが違う上に、フレットへの弦の当たり具合も変わるので、左手の押さえ加減も少し変わってきます。

全体に、低めのピッチとより弱めのテンションを使って、フランスのエレガントな表現ができるように心がけつつ練習します。

2019年11月10日日曜日

11/10:フレンチについて考え試行錯誤

昨日のフォンス・フローリスwestでフランス式ラテン語発音とルネサンスでしかもオケゲムではあるけど、息の長いフレーズを存分に浴びて、ミュズィク・ドゥスで演奏するバロック期のフランス音楽についてもすっかり考えさせられて、色々試行錯誤を始めています。

12/21のクリスマス・コンサートに向けての合わせも近く、新曲も2つ3つある中で、7、8月に演奏した曲も見直すことにしているので、さてどうなることやらという感じです。

今日はソロ曲から。
フレンチのソロ曲もde Viséeを練習していて、少しでもフレンチの曲の感じをつかんで、それを通奏低音に活かせればと思っています。

ただ、11/23の河合神社はソロ曲を弾く予定で、曲目からイタリアンなので、それは本当にどうしよう…という感じです。
本当に易しめの曲をしっかり弾くという方向で、無理はしないことにするつもりですが、曲としてはPiccininiもいくつか練習しました。

通奏低音は、今日もフレンチの新曲2つを。
次のフレンチの公演でMaraisの通奏低音をイタリアン・テオルボ1本でやりますが、例によって音域が高いので、まずは下げずにそのまま上に和音を積むべく、今はハイポジションの鬼になっています。 
カンパネッラ奏法も交えてみて、慣れてきたら楽しくなるはず…です。

もう一つのクリスマスのモテットはまだどう弾くか決めていなくて、ベースラインをどう弾くかをまずやっています。
ガンバが低音の旋律を弾きますので、たぶん和音を効果的に入れる方法を少しずつ考え始めているところです。

先日見たフランスのバレエのレッスンであったように、ともかくエレガントに!Gracieusementをきちんと表現できるように弾ければと試行錯誤しています。

2019年11月7日木曜日

11/7:フランスものの通奏低音だけで精一杯

11/23の河合神社の曲は3分の2はアンサンブル・レッスンも受けましたし、11/4の「音の自画像」でも本番を経験しましたので、あとは自分の技術的な精度をまず上げることで、通奏低音の付け方も17世紀当時の譜例付き歌曲集を少しずつすることにして、近づいているフレンチのクリスマス・コンサートの合わせのための練習を今日もしました。

やはりまず旋律だけを、言葉を考えて弾く練習を。
昨日新たに練習を始めた2曲は、まず楽譜を見てどう弾くかを考えましたが、既に演奏した曲を見てみたら徹底していないことがわかって、所々真逆なアクセントの配置になっていて大汗なので、また色々書き込んで理解しておかないと。

ソロ曲も少し練習。

あとは、当時の歌曲集で、テオルボ通奏低音譜例 が付いている曲集を少し印刷。
データが重くて時間がかかるので、一気に印刷ができませんが、譜例集はちょっといくつか見逃していたので、練習するつもりです。
リコーダー練習、今日はしっかり目。 
11/17と1/19のための《笛の楽園》から4曲、 
プチ本番のためのde Rore/Spadi、 
Giglio 415でBraun。 
17世紀のディミニューションは難しいけどしっくりきます。
最近のように歌曲のテオルボ通奏低音もしていると、歌詞を意識しながら吹くのが強まっているかもしれません。

2019年11月6日水曜日

11/6:クリスマス・コンサートのためのフレンチの準備

今日は17世紀のステキなコンサートがありました。 
段取り悪くて行けませんでした(泣)。

ただ、夕食食べたらうたた寝してましたし、土曜と月曜の本番は楽しかったですが、集中力も必要だったし、テオルボの長時間演奏が続いて身体にもかなり負荷がかかっていたから、少しでも休めたということで良しとします。 


テオルボ練習もミュズィク・ドゥスの新たな曲を。 
まずは譜読みを2曲して、単語の切れ目とアクセントの位置に印を付けて、特に強く弾かない方が良い部分に印を付けたり、コードネーム付けたり。 Maraisはある意味雪辱です。 
そして、今日も基本的にベースラインだけの練習を。
フレンチはいつものごとく指定が細かいですが、その緻密な世界もイタリアものと違って新鮮です。
他の曲もおさらいしておかなくては…。

とはいえ、La voce del Seicentoの本番も11/23なので、譜読みのやり直しもしました。

あとは通奏低音実践例や教則本のファクシミリを漁りました。
17世紀当時のは今はネットにある時代ですので、手元にも落としてありましたが、 ネットからも落として、また印刷して練習する予定です。

2019年11月5日火曜日

11/5:通奏低音の旋律だけ練習+ソロ曲

11/2の「16〜17世紀の宗教合唱曲を歌う会」と11/4の「さまざまな音楽家による 音の自画像」が、無事終わりました。
11/2は熱く、11/4は良い時間を過ごせました。
11/4は久しぶりにキャパ300のホールで演奏して、11/2のようなチーム通奏低音と違ってテオルボ1本でしたので、自分の中での色んな問題点が露呈しました。

それは11/2でもあったことですが、ともかく通奏低音の旋律をまずきっちり弾くという原点をしっかりしようと思い、今日は旋律をきっちり歌詞に応じたフレージング、アクセントの有無での弾き分けの練習をしました。

それだけでも結構時間がかかりました。

ソロ曲も少し練習しました。

そして、来年1/19の名古屋公演が決まったので、各所で告知を始めました。

2019年11月2日土曜日

11/1:明日の本番前、通奏低音譜の見直しはキリがない

譜読みは今日の電車仕事の行き帰りで全部しましたが、練習は気になっている曲に絞って。

とはいえ、通奏低音の楽譜飲み直しは本当にキリがなくて、見落としもあるし、見たら見たでこれはどうだったっけ?という迷いがかえって生まれたりで、どこかで落とし所を決めないといけないのですが、複数で弾いているのでそこの刷り合わせも完全にできるわけではないので、ゲネである程度は調整するとしても実際には本番で色んなことが起こるでしょうし、それもまた楽しいことでもありますので、一応準備だけはしっかりと思っています。

明日、よろしければ、新神戸駅前の神戸聖愛教会で17時開演ですので、いらして頂ければ幸いです!


通奏低音は11/4と11/23のLa voce del Seicentoでも弾く曲を練習。
1つどうしてもまだ手の内にない速めの3拍子の部分をこのところ繰り返して。
かなりなじんではきました。
本番でも同じように弾ければ…。

ソロ曲も11/23を見据えて少し練習しました。
確実さを考えて、よく練習していた簡単な曲を弾こうかと考えています。

2019年10月31日木曜日

10/31:通奏低音苦手練習にソロ練習少し

昨日は論文の最後の詰めで、通奏低音の苦手箇所(曲)にソロ曲の練習も少ししましたが、ブログを書く時間がありませんでした。

今日は論文飲み直しと修正を繰り返して、一応納得する形にはなったので、〆切からかなり遅れましたが無事に送付しました。

テオルボの練習は、昨日もですが、基本的には通奏低音の苦手曲の練習です。
それでも、練習を離れて楽譜とにらめっこしてどう弾いたら良いかを頭の中で整理して楽譜に書いたためか、かなり慣れてきました。

それでも何箇所かは指の流れが悪いので、それを少しでも良くして身体になじませている感じです。
11/2と11/4の本番では、何とかジェットコースターにならずに自分のペースで弾ければ…そこまで持っていければと願っています。
ソロ曲も昨日に引き続いて。
11/23の河合神社(下鴨神社)ではソロ曲を弾くことになりそうなので、候補曲を練習中です。
何とか間に合えば…!と願っています。
11/4にはソロ曲はなく通奏低音のみです。

2019年10月29日火曜日

10/29:今日も苦手練習、前後の流れを作るために

苦手なフレーズを練習しているとよくあるのは、苦手な2音というか2対は弾けるようになっても、その前後ではちゃんと弾けないということはよくあるように思います。
リコーダーであれば、たとえ2声であっても旋律だけなので 練習方法はシンプルですが、和音楽器はそうはいきません。

楽器は元々オルガンなどの鍵盤楽器から入っていますが、左と右がバラバラになっているような曲では右単独や左単独で練習してそれから合わせて、それでも合わなければ動きをゆっくり確認しながらできるように練習します。

撥弦楽器はそうはいかなくて、左は左で旋律と和声を押さえ、右は右で旋律と和音を弾かなければいけないので、通奏低音であれば旋律だけをまず練習して、それから和声を付けて、苦手なところを反復練習した後に、その前後をゆっくり付けるという形で練習しています。

今日もその要領でCavalliの8声と特に細かい指定のある10声を 、8声に続けて演奏されるカンパネッラを多用するIubiletを、そしてDulcis Christeの速めの3拍子を練習しました。

2019年10月28日月曜日

10/28:今日も苦手を練習、特にカンパネッラ

昨日に引き続いて、11/2と11/4で苦手にしている部分の練習を。

結局のところ、苦手な部分は何となく弾いてしまっていて、ゆっくり確実に 一つ一つ確かめながら弾いていないというのが実情でしたので、今日はそれを。

やはりCavalliのCanzonが準備不足で、10声の短いフーガでおいかける部分の速い和声の変化とバタバタしない左手を確認して、デュオの宗教曲も3拍子の速い部分で何を弾くか弾かないかを整理。
そして高速3拍子をカンパネッラで弾けるように、左手と右手の確認をゆっくり。
テオルボは1、2コースがリエントラントなのでカンパネッラがとても作りやすい時があるから、本当にそれは活かさねばと思いますし、活かせる運指の練習をしっかりせねばと、EMCのHandelでまだほとんど何もできない時にそれと取り組んだことを思い出します。

2019年10月27日日曜日

10/27:苦手というか詰めの甘いフレーズを練習

11/2の《倫理的・宗教的な森》ではCavalliのカンツォンが2曲演奏されますが、特に10声の曲はなかなか入り組んだフーガのような感じになっていて一筋縄ではいきません。
和声もかなり細かく指定されているので、通奏低音としては和音をちゃんと考えて、フレーズの中での緩急も踏まえておかないといけないという、なかなか手強い曲のようです。

テオルボとしては、和音の中で押さえたままにしてバスだけ動くのがどこかというのをよくよく決めて弾かないと、ぶつぶつに切れてしまいかねません。

そうすると、ちょっと苦手にしている運指が出てくるので、そのあたりを集中的に練習しました。

あとは、あまり16フィートを使う場面はなさそうですが、それでも効果的に使える部分を見つけて使おうと思います。

11/4の「音による自画像」でも割と高速に動く3拍子での移り変わりが基本で、調もフラット系になるためにセーハが多い部分はどうしても苦手なので、その部分を集中的に練習しました。

これらをやっているだけでも60分があっという間に過ぎてしまいました。

2019年10月26日土曜日

10/26:2つのリハーサル(11/2新神戸、11/4西宮)

11/2「歌う会」《倫理的・宗教的な森》@神戸聖愛教会、1週間前リハーサルでした。
器楽陣もようやく全員揃い(おそらく)なかなか熱を帯びて無事終了しました。
今日は前半を一通り通して休憩、
後半を一通り通して休憩、
あとはMagnificatとBeatusの最後の詰めをしました。
(通奏低音隊は色々打ち合わせをしました)
 

全体練習終了後、器楽隊は居残り練習でしたが、私は11/4のリハーサルが既に予定されていたので、そちらに行きました。
ということで、今日もほぼ3時間+2時間テオルボを弾き続けました。


曲目は次の予定です。
Intonatio (organ solo)
Monteverdi: Confitebor Terzo alla Francese
Monteverdi: Credidi
Cavalli: Canzon a 8
Monteverdi: Iubilet (Tenor solo)
Intonatio (organ solo)
Monteverdi: Beatus primo
〜 休憩 〜
Cavalli: Canzon a 10
Intonatio (organ solo)
Monteverdi: Crucifixus
Monteverdi: Et resurrexit
Intonatio (organ solo)
Monteverdi: Magnificat primo

聴き所は、各部の最後に演奏されるやはり編成が大きいBeatusと、編成が大きい上に拍子が頻繁に切り替わるMagnificatかと思います!
その後は、11/4@西宮プレラ「音の自画像」のリハーサル。

形式としては発表会で、2枠で出演予定です。

デュオで宗教曲(13:58〜予定)
Monteverdi: Sancta Maria
Monteverdi: O bone Jesu
Grancini: Dulcis Christe


ソロは世俗曲(15:20〜予定)
Caccini: Amarilli mia bella
Strozzi: L'Amante segreto
Caccini: Amor, Ch'attendi (with recorder, frame drum, bell?)

最後の曲は、間奏で旋律楽器があった方がということで、急遽リコーダーを入れて頂くことに。
私はテオルボ弾きながらは吹けませんので(笑)、歌の方に。
フレーム・ドラムに入ってもらったり、歌の最後では鈴を鳴らしたり、通奏低音にヘミオラも多いので歌とのポリリズムを活かしてにぎやかな舞曲として演奏します。

La voce del Seicentoと名付けた17世紀の曲を歌う(今のところ)トリオによる演奏で、11/23の河合神社(下鴨神社)での「おとのもりコンサート」(糺ノ森財団)に向けてその前哨戦。
なので、その時にリコーダーを入れることになったソロ曲も練習しました(Monteverdi, Merula, 今日はやりませんでしたがSchütz)。

これも結局は「歌う会」のメンバーであったり、指導をK原さんH田さんにお願いしてきた「歌う会」つながりです。
(私はテオルボの通奏低音を他にも何名かの先生にご指導頂きました)
お時間ある方、西宮でも京都でものぞいてくださいませ♪
リハーサル終わってから、美味しい洋食屋さんでご飯♪
おしゃべりが弾んで、長居してしまいました。

2019年10月25日金曜日

10/25:通奏低音練習その2

今日は11/2の「歌う会」《倫理的・宗教的な森》のリハーサルのための練習。
降り番が1曲あるとはいえ、一通り弾くだけで90分かかります。
もう来週本番なので、リハーサルでもあまり取り上げていない曲に絞って、流れを把握するのとプロポーションの切り替えの確認、現段階でまだうまく弾けていないところや変更した部分の確認を返すくらいです。

先週の5時間リハーサルはともかく、ほとんど休みがないですし、当日はゲネ本なので、体力のペース配分がうまくできればと思っています。

あとは、今日の電車仕事での行き帰りに、スコアを見ながら同じような音型の反復ながらも歌詞が違う部分をどう弾き分けるかを考えました。

そして、依頼されている訳詞のうち、難航に難航を重ねた創作賛美歌/聖歌の訳詞に一応決着を付けました。
ともかく手元にある既存の英訳2つが全く違っていて、どう見てもラテン語をきちんと反映していないように感じられたので、ほぼゼロベースで訳し直しました。
いつものことですが、お陰で自分が一番意味を把握できたのではないかと思います。

2019年10月24日木曜日

10/24:通奏低音練習その1

11/2「歌う会」《倫理的・宗教的な森》と11/4音の自画像La voce del Seicentoと立て続けに本番があって、通常業務の他に論文や原稿も書いているので、まとまった練習時間が取れないために、2つの通奏低音練習を2日に分けて。
今日は11/4のための練習を6曲、デュオ3曲とソロ3曲。
どちらも1曲ずつちょっと固め切れていない部分があるので、それをより確実に。

16フィートがあまり効果的に使えていない気もするので、それもまた考えなくてはです。

あとはラテン語の訳詞が1つ難航しているので、何とか決着を付けねば…。

2019年10月23日水曜日

10/23:すべて復習

今日はすべて復習。

FisなのでPiccininiのXを、これはかなり面白い曲ですが難しい…。

さらにCisにしてde Viséeを、Lully原曲のなかなか面白い曲です。

調弦を戻してKapsbergerの舞曲を、まだまだすんなり指なりにはいきません…。

Vivianiも曲数は多くないのですが最初から、やはり楽譜の見え方が2回目は違って、流れがよりわかるようにはなっています。

今日は、11月に2つあるコンサートの訳詞と格闘していました。
イタリア語の世俗曲は苦労しながらも何とか終えて、既存の邦訳がいかに適当かを思いました。
ラテン語宗教曲は詩篇と違って創作賛美歌/聖歌ということもあって、相当に難儀していて、果たしてきちんと訳せるのかどうか心許ない感じです…。

2019年10月22日火曜日

10/22:VivianiすなわちModena Ms終了

Vivianiの最後の曲はEsとBesに調律を替えて。
これでようやく前半のHKとAPに続いてModena Ms終了。
Vivianiが少し面白そうと思えてきたので、また弾いてみます
1曲くらい何か覚えて弾けるくらいにしたいと思っています。
とはいえまずはPiccinini、Toccata Xは面白いですが結構難しく、さらにとても不思議な和音を使っている箇所がいくつかあって、音楽をちゃんと理解しておかないと弾いている方も聞く方も「間違っている」と思われかねないので、きちんと弾けるようにしておかねばです。
まずはFisに替えて弾かなければぶつかる音が頻出です。

Kapsbergerの舞曲はいくらか慣れてきましたあg、まだまだ…。

de Viséeは次の曲を、Fisは必要と思って替えましたが、弾いているうちにちょっと変と思い出して、これはCisも必要とわかりましたので、次の練習ではちゃんとFisとCisにして弾く予定です。

通奏低音、「歌う会」のBeatus virの途中の3拍子はほとんど同じ音型の繰り返しですが、歌詞がどんどん変わっていきますし、歌のパートも音型も変わっていくので、それに応じた通奏低音を弾くように言われましたので、一応歌詞は書いておきましたがもっとよく理解しなくてはと思っています。
とはいえリハーサルはあと1回!

2019年10月21日月曜日

10/21:Viviani、タブラチュア上でリズムが合わない

Vivianiもそろそろ終盤ですが、今日の曲は弾いていていくつもタブラチュア上の音符の音価が合わない部分があって、難儀しました。
曲としてもこれはまだ続きを書くつもり?みたいな中途半端な終わり方をしているので、リズムが合わない部分も後で音符を上に足すのかも?と思いながら、合わないところの辻褄をタブラチュアの書き方をよーく眺めながら追加してみました。

バロック・ギターではde MurciaのResumenのタブラチュアには間違いが多々あります。
バロック・ダンスで有名な曲でさえ!

de Viséeは昨日のCouranteの復習。
Kapsbergerは舞曲の運指をしっかり確かめながら。
PiccininiはTenoreを。

今日は実家と病院と施設見学と、ロングドライブで渋滞もあり神経使いましたが、楽器を演奏すると気分が切り替えられます。

2019年10月20日日曜日

10/20:ソロ曲練習に戻る

昨日の5時間リハーサルで結構手が疲れていたので、今日は弾かずにおこうかと思いましたが、やはり軽くでも弾きたいなと思ってソロ曲を弾きました。

Vivianiの短い続きは1音だけでしたが、やはりBBesが必要でした。
Kapsbergerの続きは短いPartita2曲とソロ曲の候補曲とCiacconaなどを。
de Viséeは続きのクラント、これもFisが必要でした。
Piccininiはページを1段だけまたぐ部分をいくつかコピーして貼り付けて、譜めくりをしなくても済むようにしました。

2019年10月19日土曜日

10/19:「歌う会」《倫理的・宗教的な森》長時間リハーサル

「歌う会」リハーサル。
先週台風で飛んでしまったので、今日は延長練習。
全曲できましたし、指揮者として気になっていたことはほぼ一通りされたのではないかと思います。


テノールソロの曲も1度ですができて、テンポや編成なども大まかに決まって一安心です。
テオルボ1本でも通奏低音できるように準備はしていましたが、文字通り結構tacetの部分はテオルボには音域が高いこともあって一休みできます。

難しい箇所があるのはやはりBeatus virとMagnificatで、どちらも長くてソリスティックな動きもありますのでかなり時間を取りました。

器楽曲2曲も練習しましたが、まだ全員が揃ったことがないので、来週の練習で揃えば良いのですが、もしかしたら当日ゲネにならないと全容がわからないかもしれません💦

我々通奏低音隊は本当に休みがなかったので、公式休憩2回以外5時間ほぼ弾き詰めでした…。首の後ろが固そうなのと足がパンパンなので、体のケアを今日のうちにきちんとして寝なければです。
まずはお灸で緩めて、その後お湯につかってマッサージします。

 

2019年10月18日金曜日

10/18:ラテン御、イタリア語、ドイツ語の訳詞を見直す

11/4と11/23に演奏するラテン語曲とイタリア語曲の邦訳を、仕事に行く電車の中でチェック。
今はスマホに辞書入れておけばできますし、そこにないのはネットで調べられますし、手軽で便利な時代になりました。
反面どこでも仕事させられるということでもありますが…。


それでラテン語宗教曲の訳詞見直しは一応終了しました。
毎年「歌う会」の訳詞を監修していることもあって、一番慣れている言語ではあります。
その分、ほとんど全部書き直したと言っても良いかも…。 
あとはイタリア語の曲とドイツ語の曲が残っています。

このうち、ドイツ語とラテン語は学生時代に初級文法に加えて講読をやっておいたのは、今となっては本当に良かったと思います。
イタリア語などロマンス語系の言語を避けていたのが本当に悔やまれます…(泣)。

辞書やネットで検索すれば単語の意味は出てきますが、格(前置詞含む)や語順の使い方などは文章を読む訓練を受けていないと、なかなかピンと来ないことが多くて、イタリア語は今それで苦労しています。

テオルボ練習はそれとは無関係に、明日の「歌う会」であまりやっていない曲を練習。
特に器楽曲はまだ十分楽譜とにらめっこしていなかったので、2曲とも数字を付けまくって和声やトゥッティを確認して、どこで16フィートを使うかなどを考えました。

もっともCavalliのカンツォンはとてもよくできているようで、低音がほしいという部分はちゃんと重低音が書かれているので、あまり16フィートにしなくても良さそうです。
10声の方は低バスクレフという珍しいクレフで書かれている部分があります。
むしろMonteverdiの声楽曲の方で16フィートを使った方が良さそうな部分を楽譜に書き込みましたが、とっさにそこに行ってさらに上に戻れるかはまだまだ練習が必要です。

ソロ曲も11/23には弾く可能性が高いので、結構しっかり練習してしまいました。
これは(これも)意識しなくても指なりで弾けるようにするのが目標ですがなかなか…。

2019年10月17日木曜日

10/17:ソロ曲、できれば3拍子の舞曲を決めねば…

11/4は通奏低音だけですが、11/23は撥弦楽器でソロ曲を弾くことになってしまって、次の曲がダンサブルな曲であまり低音もないのでバロック・ギターで弾こうかと思っていましたが、同じ曲を11/4はテオルボで弾く予定なので、ソロ曲もテオルボで弾いてみようかと思って、舞曲を物色中。

とはいえなかなか決めることができなくて、昨日何となく聞き覚えて適当に弾いたものが
 「それいい!」
ということで、それならと思ってちょっと練習開始。

とある公開レッスンで聞いて、いやその前にコンサートで聞いて、良いなぁと思っていた曲ですが、いざ弾いてみると色々と難しくて悪戦苦闘中。

公開レッスンでは
「指なりに弾けるように」
というアドバイスがあって、とても合理的な押さえ方も言われていたので、それを身体に覚えさせるべくゆっくり反復練習。
まだもう少し時間がかかりそうですけど、何とか頑張ります。

次に続く曲はダンサブルな上に通奏低音はヘミオラ続出の一方で、歌はそうではないので、そのクロスリズムが面白そうです。

あとは、開いてあった楽譜で、Vivianiの続きを。
次のページはまた全く違った感じで、本当は調弦も替えないといけないのですが、必要な個所が少ないのでそのまま弾いて(汗)、でもVivianiの語り口にも少し慣れてきました。
ともかくスキあらばハイポジションに行く!ということみたいで、テオルボの音域を使い切っているなぁという印象です。

2019年10月16日水曜日

10/16:グレゴリオ聖歌の難しさ〜La voce del Seicentoリハーサル

今日は11/4と23のLa voce del Seicentoの通し練習をしました。
11/4はデュオ10分とソロ10分、11/23は60分の予定です。

今日はざっと通しながらも気になるところを返していると、あっという間に3時間。 
テオルボ1本でデュオとソロを支えているから、さすがにちょっと疲れます。 
あとは曲によってフレームドラムとリコーダー、さらに鳴り物も追加予定です。

その曲はテオルボよりもバロック・ギターの方が合いそうですが、荷物が運べるか…です。
 かつて名古屋の例会でテオルボで演奏した時に
「バロック・ギターみたいに弾きますね」
と言われたりしましたが…。

さて、これまでレッスンや本番で何度か演奏している曲やリハーサルだけで演奏している曲はそれなりに形が見えていますが、11/23の冒頭部分で演奏予定のグレゴリオ聖歌は初めてで、しかも2人のユニゾンという実は結構難しいセッティングでの初合わせでした。

こうした単旋律の歌は本当に難しくて、音型だけで言葉を見せないといけないと思うので、聞く立場としていくつかアドバイスらしきことをしました。
一つは、自分のリコーダーでもよく言われましたが、音程の幅の違いをきちんと出すことでしょうか。
リコーダーは指を押さえればその音程がでてしまうので、サミングをしない限り音程は場を気にすることが実はあまりないことを意識することをたたき込まれましたが、歌でも歌えてしまうと音程の幅の差を表すことがなかったりします。

あとは言葉を吟味して、この言葉はこういう意味ではということを確認して、しっかりイメージしていただくようにしたら、ずっと活きた旋律になったようで、楽しみです!

そして、リコーダーのソロ曲も候補曲をちょっと吹いてみましたが、次の曲の調の関係で同じ曲の別バージョンにしなくてはということと、テオルボのソロ曲も考えておいた方が良さそうということで、何となく覚えている曲の簡単な部分をちょろっと弾いてみたらそれが良いということで、ちょっと練習してみようと思います。

曲の流れから次はにぎやかな曲なので、それに見合うとは思っています。

あとは通奏低音の低音をもっともっと確実にミスなく、旋律としてしっかり、緩急メリハリを付けて弾けるように精進しなくては!と思っています。

2019年10月15日火曜日

10/15:La voce del Seicentoのリハーサルのための練習

「16〜17世紀の宗教合唱曲を歌う会」の歌2名と始めた、17世紀の主に歌曲を歌うアンサンブルLa voce del Seicentoの本番が11/4と11/23に予定されていて、そのためのリハーサルが近いので今日は久しぶりに通奏低音練習をしました。
11/4のチラシはできていますが、11/23のはまだです。
曲目は、
・デュオ宗教曲3曲(Grancini、Monteverdi 2曲)、
・ソロ宗教曲1曲(Schütz)、
・ソロ世俗曲5曲(Strozzi、Merula、Monteverdi、Caccini 2曲)
とそこそこの曲数で、「歌う会」のように通奏低音隊で何人かいるというわけではないので、テオルボ1本で支えるのはなかなか大変!と思いつつも楽しくやっています。

通奏低音も弾くたびに「ここはこうするとより良いかも」という発見の連続で、一体完成というか終わりはあるのだろうか(たぶんない)と思いつつ、歌と曲をより活かせるように試行錯誤中です。

このところソロ曲を4種の曲集で弾いていますが、そこでの音の鳴らし方は、通奏低音を弾く時にも役に立っているようです。

2019年10月14日月曜日

10/14:Vivianiの曲のリズム割りが?

Vivianiの2ページ強にわたる曲を今日は2ページ目を弾いてみて、高音が多いもののそんなに弾きにくそうではないので、拍のまとまりに印を付けた後、1ページ目を復習。
出だしからリズムがよくわからなくて、途中のロンバルディックな部分もよくわからない部分があります。
これはじっくり楽譜と対話しないといけないようですが、Vivianiの作風は結構面白く感じています。
昨日de Viséeで終わったのでFis Cisのまま今日もde Viséeから、次のジグに進んだけどde Viséeではないのでまたちょっと違う感じ。

PiccininiはFisが必要なのでCisだけ下げて、Tenoreを。

Fisも戻してKapsbegerの短いPartita3曲を、これも2分の3拍子?で8分音符がたくさん出てくるので、拍のまとまりに印を付けて。

「歌う会」も追加・代替日の候補がきましたが、少しでも補えればと思っています。

2019年10月13日日曜日

10/13:Vivianiの長い曲

Modena Msの後半に入っている小さめの字のVivianiの曲は、半ページであるとか割と短めの曲が多いのですが、今日のは3ページもある長めの曲で、前半のHKとAPの半分以下の大きさという小さな字なので1ページだけにしました。

3コースの10フレット(x)が頻出する音域の広さがあるので、確実なポジション移動が求められます。

あと、面白そうな曲ですが、出だしから拍子やリズムがよくわからなかったりするので、一度楽譜と格闘しないといけないようです。

そして、このGirolamo Vivianiについてはほとんどよくわからないようです。
Vivianiは音楽一族らしく複数のVivianiの名前は出てきますが、Girolamoさんについては不明です。
その前に、Kapsbergerの短いPartitaを3曲、
Piccininiは昨日の復習でToccataを、やはり2声は慎重に練習しなくてはです。
調弦を替えてde ViséeはSarabandeの復習をしました。

バロック・ギターは音域が狭いとはいえその中でとても緻密な世界を作っていますが、テオルボは音域が広くて、リエントラントもバロック・ギターのように色々はない分シンプルでカンパネッラ奏法もわかりやすいので、de Viséeのように低いコースを和音構成や旋律線に使うことにはもう少し慣れないといけませんが、スケールの大きな音楽が作れるのは楽しいです。

2019年10月12日土曜日

10/12:「歌う会」リハーサルなくなったのでソロ曲練習

朝方すごい雨。
そして
「リハーサル中止」
のメール。
じきに最寄り駅の鉄道が止まってしまって、あったとしても行けない状態に。
雨が一段落したらものすごい風が吹いてきましたが、夕方になってそれも一段落して、雨が降っていながらも何とも言えない夕焼け色になりました。
リハーサルがなくなりましたので、ソロ曲の練習を。

PiccininiはToccata VIIII、1回目練習した時はあまり覚えていなくて、今回練習したら2声がたくさん出てきてなかなか面白い曲だということに気づきました。

Kapsbergerは音数が多くてリズムが面白い短いPartitaを2つ。

調弦を2本替えてde ViséeはDのSarabandeを、ちょっと難しいのですがこれはなかなか好みなので少し集中的に練習してみようと思います。

調弦を4本替えてVivianiを、1つは弾いていたらおかしいなぁと思ってよくよく見たら調弦を替えなくても良い曲でした。
もう1つはgの曲で、このタイプの曲にも少し慣れてきました。

2019年10月11日金曜日

10/11:リハーサル前の通奏低音練習、ですが…

台風が近づいています。
近畿にどのくらいの影響があるかわかりませんが、電車の本数が減ることが発表されたので、明日のリハーサルに行けるか、帰れるかどうか微妙です。

ともかく、《倫理的・宗教的な森》の通奏低音練習を、ただ、リハーサルでよく取り上げられる曲はやらないで、まだ1度しかやっていないCavalliのカンツォン2曲、《倫理的・宗教的な森》でもソロ的な曲2つなどを。

16フィートをどう使うか、どうすると効果的かも試行錯誤中で、何よりも確実な技術が必要ですが、前回のリハーサルの合唱指導でいくつか思うことがあったので、少し変えるつもりです。
通奏低音練習だけで終えるつもりでしたけど、ソロ曲も練習してしまいました。

Kapsbergerはリズムが面白いPartitaを、
Piccininiは長いPartiteの最後と次のCorrenteを、
de ViséeはAllemandeの復習を。

大して弾けなくてもソロ曲が楽しくなってきました。

2019年10月10日木曜日

10/10:今日も4種類の調弦で4種類の曲を

10月10日は体育の日で休み!という過去にまだ縛られています(笑)。

今日も4種類の調弦で4種類の曲を練習しました。

昨日のBBesのままで、Piccininiの長いPartiteの2ページ目を、3拍子になると動きがたくさんあるので、ちょっとゆっくり目に。

さらにEsにも下げてVivianiを、これは本当にちょっと違う感じで、不思議な和音もたくさんあって、クセになりそうですw
EとBに戻してKapsbergerを、Partita2つ弾いてみるとちょっとした音階を使ったフレーズ練習で、ところどころ跳ねるところがあってどういうフレージングにするかが試されていて、結構燃えます。

FisとCisにしてde ViséeのDのアルマンドを、アルマンドは前に書いたように難しく感じられて苦手ですが、今日の曲は割とわかりやすい感じで弾いていて楽しいです。

さて、巨大で猛烈な台風19が接近中です。
土曜日の「歌う会」のリハーサルも、風雨自体は何とか大丈夫そうでも、交通機関が止まる可能性があるので、そうなると行けないという自体が発生しそうで、どうなるかとやきもきしています。

2019年10月9日水曜日

10/9:4種類のソロ曲を練習

テオルボのソロ曲を弾くのが楽しくなってきたので、ちゃんと弾けるようになったわけではないですが、色んな曲を弾きたくなってそうしています。
本当は何か1曲決めてじっくり練習したりレッスンを受けたりした方が良いのでしょうけど、それはそれで決めるとして、色んな曲も弾くという、ミクロとマクロの両方からやりたいなという感じです。

今日は4種類、しかも全部調弦が違う曲の練習になりました。

KapsbergerはBallo Franceseに、割とシンプルに書かれていて、弾いていて楽しいです。

調弦を変えて、de Viséeは昨日のDのシャコンヌの復習を、今日は装飾を楽譜で確認して書き込んでから弾いてみました。
さらに調弦を変えて、Piccininiの長いPartitaを、これも1回目にはよくわからなかった曲ですが、2回目になると多少ともわかってくるようです。

調弦がフラット系になったついでにさらに変えて、ちょっと久しぶりにVivianiでまだやっていない曲も。

通奏低音も練習しないといけない曲はありますが、練習し過ぎると新鮮さがなくなってしまって、慣れた感じで弾いてしまいそうですので…。

2019年10月8日火曜日

10/8:ソロ曲が楽しくなってきた♪

テオルボ練習は今日もソロ曲のみ。

de Viséeは新たにシャコンヌへ、快活でユーモラスなチャッコーナと違ったフランスの落ち着いたシャコンヌも魅力的です。
ちゃんと弾けるようになるまではまだまだ…ですが。

KapsbergerのBallo Tedeschoは割と易し目に書かれている気がしますが、もしかしたら結構速めに進むのかもしれないと思っていますし、Balloと書いてある以上踊りですので踊れるテンポで弾ければと思います。

Piccininiは復習のToccata VIII、旋律線の分析を既にしてありますが、ある程度の速さで弾いて初めてそれがわかってくる感じで、最初に練習した時よりも多少は弾けるようになっている分それが少しでも見えてきているのが楽しいです。

さて、台風19号…
Integrated Multi-Agency Tropical Cyclone Forecastでは台風19号の予想進路がさらに東になっている予想がありますが、米軍予想が東京湾と房総半島の境目を通るという予想を変えていないので、千葉としては非常にまずいのではないかと思います。
できれば房総半島からも外れてほしいですが…。

2019年10月7日月曜日

10/7:Piccininiが突然わかってきた?

ロングドライブから帰って来ての楽器練習でした。

今日もソロ曲で、de ViséeはbとDの復習を。
プレリュード2曲ありましたけど、少しは慣れてきたようです。

KapsbergerはRomaneschaとその前の楽しげなBallo Todeschoを。
そしてアルペッジョの試行錯誤で、有名な曲も均等にせずに弾いてみました。

Piccininiは復習でCorrenteでしたが、たぶん前回はあまりうまく流れなかったのが今回は少し流れをもって弾けるようになっていて、Correnteらしさが少しは出てきている気がします。
不思議なもので、1度目はうまく弾けなくても時間をおいて弾いてみるとうまくいったり。
楽器の練習は本当に不思議なものです。
リコーダーも、Giglio G-1A/415が吹きたくて、それで珍しく17世紀のPalestrina/Bassanoを。 普段ガナッシで吹く曲なのでオールド・フィンガリングに慣れているとついそれで吹くと音程が微妙になります(汗)。
Giesbertにはピッタリのようです。

2019年10月6日日曜日

10/6:Kapsbergerのアルペッジョ?

KapsbergerのLibro Primoに入っている2つのアルペッジャータを練習する時に、以前は1つ1つg g b d'みたいに均等にバラして弾いていましたけど(Nigel Northのテキストにあるように)、同じ % が他の曲では均等とは限らないアルペッジョで弾く?みたいな書き方をしているので、もしかしたら均等じゃない弾き方でも良いのでは?と思い始めています。

Kapsbergerの序文も読んでいませんし、そうした論文があるかどうかも確かめていませんが、以前レッスンを受けた時に
「まず和音でポロンポロン弾く練習をしたら?」
というアドバイスを受けましたので、そのままそれで良いのではないかと思っています。

特に2つ目のアルペッジャータは、むしろ均等に弾かない方が良いのかなと思っています。

そして、アルペッジャータの意味もアルペッジョでの他に「ハープのように」という意味合いもありそうです。

他の練習としてはPiccininiのトッカータの復習を楽しく(これにもアルペッジョが出てきます)、de Viséeはbのプレリュードの復習をして新たにDの組曲に進みました。
これはなかなか楽しいです。

2019年10月5日土曜日

10/5:「歌う会」《倫理的・宗教的な森》リハーサル+レクチャー2回目

本日は「歌う会」《倫理的・宗教的な森》の第6回練習会。 写真はお借りしたものだけど、それとなく写っていました💦

今日はK原さんがおられないのでH田さんがMagnificat、Credidi、Beatus virを指導して下さいました。
歌に関して本当にそうだなぁというアドバイスを下さるので、通奏低音としてもそれをより活かせるように色々書き込みました。

そして今日も最初にレクチャーをさせて頂きました。
どうしてもミーントーンとプロポーションの両方の話が必要かと思ったので、30分で両方の話を。
鍵盤も撥弦もミーントーンで調律しますし、歌もその音程が必要なので、具体的にどうなっているかを端的にグラフを使ってお話しました。
プロポーションの方も概略だけ示して、あとは今回歌う曲の楽譜を見ながら建前というか原則を話した後で、今回は実際にどうしているかということを、曲によって見られるというか演奏不可能な記譜法の矛盾も示しながら一通り図示。

3拍子系のメンスーラ記号とプロポーションの示し方と、実際にどう演奏するかというのは本当に問題に感じていましたので、今回も英書読書会で読んでいるMeter and Tempoを読み直して、さらにパウルスマイヤーも結果的にほとんど全部目を通して、自分なりに解ができてきました。
こうしたレクチャーをさせて頂くと一番勉強になって色々わかるのは自分だといつも思います。

レクチャーをしてありがたいお言葉を頂いたので、転載します。
先週に引き続き、竹内さんのレクチャーがあり💕ミーントーンのお話。
数字が出てきて苦手で😭何とな〜く理解するものの、説明しなさいと言われたらできない(笑
短い時間で一生懸命説明される竹内さんを見て、理論と演奏が両方できてバランスの良い方なんだなぁ〜アンサンブルもできて凄いなぁ〜などと考え出したら、もうミーントーンの話は飛んでしまった。ごめんなさい🙇‍