当日の公演のことはSNSに書いたので、そこでも書いたけどマニアックなことを。
去年はCouperinの《ルソン・ド・テネブル》を演奏。
けど、本っ当に難しくて数字も多いし和声進行も複雑だし「フランスのバッハ」とはよく言ったもので、テオルボもまだ色々コントロールできるレベルではなくて、ジェットコースターに乗っているようだったので悔しかった。
今年のDeLalandeはもう少しシンプルながらもとても効果的に作られているようで、テオルボの演奏も少し回りを見渡せる余裕ができて、自分のやりたいことも入れられたかなという感じ。
それでも、自分の演奏上の課題はいくつも見つかっているので次回はもっと精度を上げたい。
今回のDeLalandeの中で一番好きなのは、というか神山ホールの前日のリハでも当時の本番でも何と美しく響くんだこの部分は❣️と思ったのが、金曜日の最後のパッサカリアの前の、哀歌5:11のとてもひどい歌詞だけどとても美しい
「女たちはシオンで、おとめたちはユダの町々で、はずかしめられました。
主よ。私たちに起こったことを思い出してください。」
だった。
この休符の時に残る響きがたまらん💕
それで休符で何度も内から盛り上げておいて、a上で4xになってgis上の6からe上のトニックで一旦終止にしておいて、でもまだまだという感じで⭕️を付けたb(h)上の4の所で繋留になるのが、自分で弾いてて涙出てくる。
ソプラノがeを歌っていて、そのままeを歌っているだけなのに通奏低音が4になるだけで何と絶妙の響き!
テオルボの和音も通奏低音の旋律に付き合って段々上げて行って、その頂点での4。
…で、そこの響きに聞き惚れてしまうと次のパッサカリア
「エルサレムよ、あなたの神、主に立ち返れ。」
の低音に下げた使った演奏で思いっきり間違えてしまうという…(汗)。
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