2019年8月26日月曜日

8/26:「歌う会」《倫理的・宗教的な森》の練習を一通り

いよいよ31日から始まる「16〜17世紀の宗教合唱曲を歌う会」のリハーサルのために、予定されているMonteverdi《倫理的・宗教的な森》などの曲のテオルボ通奏低音を一通り練習しました。

その前に、テオルボを440Hzに上げて、フレッティングも1/4ミーントーンに戻しました。
「戻しました」というのは、元々そういう使用にしていたテオルボで、もう1つのテオルボが骨折してしまったために、昨日のコンサートのために一時的に415Hzほぼ平均律にしていたのでした。

パート譜を使う予定の曲も今日はスコアで。
声楽曲のパート譜2つにはまだ歌詞を全部書き込みきれていないから、早く書き込まねばなりません。
とはいえ、本当に一通り弾いてみたので、様子がよくわかりました。

問題だと感じているのは、合唱曲の1分の3をどういう比率で演奏するかですが、全体にフレーズが細かいのでセスクイアルテラとして扱うのではないかと予想して、今日もそんな感じで練習しました。

8声や10声といった壮麗な曲がどのような響きになるのか、初回は全通しをするのが恒例なので楽しみです!

2019年8月24日土曜日

8/24:コンサート前日

明日はコンサートなのに全然緊張していません。
これでいいんでしょうか。

練習は一通りしましたが、なぜか結構ボロボロでした…。
問題点を色々洗い出した感じです。
直前になって押さえ方を変更した箇所がいくつかありますが、功を奏するでしょうか。

明日のフレンチのコンサート、テオルボの調律でまだ迷っています。
チェンバロがヤングIIをちょっときつくしたものなので、番外低音弦はそれに合わせるとして、ストップ弦をそれで合わせるとオクターヴとか合わなくなるから平均律+貼り付けフレットで対応しています。
これでも番外弦とは微妙に合わないということになりますが…。


「歌う会」のように完全に1/4ミーントーン指定ならそうしますが、去年テオルボをミーントーンにしたら案外うまくいかなかったので、今回は平均律で。

ソロ曲はde Viséeを少しだけ続きを弾いてみました。

2019年8月23日金曜日

8/23:テオルボではなくリコーダーですが(9/14@東垂水教会)

久しぶりに無伴奏リコーダーでまとまった時間演奏します。
教会主催ですので、大半はファン・エイク《笛の楽園》全2巻143曲の中の詩篇歌Psalmを元にした讃美歌の変奏曲を演奏します。

須磨の海や明石海峡大橋が見える教会です。
どなたでもどうぞ🎶
秋のコンサート
■日時 2019年9月14日(土)14時開演(13時半開場)
■会場 東垂水ルーテル教会(山陽電鉄東垂水駅徒歩3分)
■入場料 500円
■曲目予定
♪ファン・エイク《笛の楽園》より〈マリアの賛歌〉〈天にまします我らの父よ〉〈詩篇68〉〈ひとり子我らに生まれり〉〈詩篇118〉〈詩篇134〉
♪R.ミアーズ編《小鳥愛好家の楽しみ》より 他

テオルボ練習は25日対応。
といっても通奏低音はMaraisと2つのJerusalem、あとは通奏低音のほぼラインを。
ソロ曲はRomanescheとde Viséeの続きを。

右手のフォーム、昨日載せたように昔の絵画は参考になります。
現代の達人の動画でも無駄な動きが少ないです。

2019年8月22日木曜日

8/22:右手のフォーム

今年の夏期セミナーで習った右手の番外低音弦弾弦のフォームは、最初にテオルボを習った時のと同じでした。
当時はピンと来なかった面があるけど、今はわかるようになった気がします。
ともかく番外低音弦が確実に弾弦できるようにするのが目標です。

さて、「16〜17世紀の宗教合唱曲を歌う会」11/2@神戸聖愛教会《倫理的・宗教的な森》のテオルボ通奏低音で使う楽譜を整理しました。
モダン譜のスコアで弾く曲(弾ける曲)とファクシミリのパート譜を使う曲があります。
モダン譜のスコアでもファクシミリはちゃんと見てますw

ソロ曲の練習はAPのAria di Fiorenzaと、de Viséeも続きを。

通奏低音は25日の準備で、少しでもでも精度を上げないといけないのはMarais、Magnificat、2つのJerusalemなのでそれらを。

2019年8月21日水曜日

8/21:300kmドライヴののち練習

本日は、実家、実家近くの役所、病院2つを訪れました。
往復300km。
朝は天気が良かったですが、夕方は大荒れでした。

ともかく帰宅してからリコーダーとテオルボを練習しました。
何しろ25日の本番と31日の初合わせ初通しが控えています…。
リコーダーは9月の本番もあるので《笛の楽園》からいくつか吹きました。

テオルボは、ともかく番外低音弦を確実に弾くための練習です。
その前に、SNSでの野入さんの講習会の様子を見て、そういえば「イモムシ運動」をやっていない…だからうまくならないのか…と思い出してやることにしました。

弾く前に低いフレットで各弦の位置を確かめることはしています。
特に弦長の長いテオルボだとフレット間の幅が違ってくるので、確かめておかないと押さえ損ねます(汗)。

今日は通奏低音のみでした。
25日はMaraisでまだまだの曲と2つのJerusalem。
31日の「歌う会」の初合わせのために昨日の残りを練習しました。
Beatus virは、通奏低音パートを見ているだけでは何が起こっているのかわからないから危険な曲です。
Magnificatはどういうプロポーションになるかわかりませんが、途中の同音連打がやはりテンションが上がります。

ソロ曲はまたの機会に。


2019年8月20日火曜日

8/20:「歌う会」11/2の《倫理的・宗教的な森》の通奏低音少し練習

31日からリハーサルが始まる
「16〜17世紀の宗教合唱曲を歌う会」
は、今年はMonteverdiの《倫理的・宗教的な森》です。
リハーサル直前まであまり練習ができない可能性が高いので、25日のミュズィク・ドゥスの「エレミヤの哀歌 マリアの賛歌」の本番があるけど、ちょっと弾いておきました。
4曲しか弾けませんでしたが、17世紀イタリアはスカッとしていて、音が言葉にもよく合っていて楽しいです!

ただ、通奏低音は譜めくりができないので、パート譜で演奏予定です。
でも他のパートとの絡みがあるので、スコアも見ながらです。
パート譜だけではどういう歌詞の下で演奏してるのかわからないと困るので、パート譜にも歌詞とか書き足します。
譜めくりが可能な曲でしたらスコアで演奏します。
もっとも、歌詞を書く前に小節数をまず書きました。

Beatus vir(とMagnificat)はパート譜じゃないと譜めくりが間に合わないんですけど、2拍子でも3拍子でも同じ低音がずっと続く部分があって、それが鬼門です…。
歌は3拍子の最後が難しくて、当時テノール合唱で細かな装飾音型が全然上手く歌えずに他パートにご迷惑かけ続けていたのをよく覚えています(汗)。

3拍子の最後の細かくなるところから2拍子で「悪者」になっても細かいままGloria Patriの手前まで行くので、その辺でバラバラ事件が起こりそうです(汗)。
3拍子セクションの終わりの男性がヘミオラになっているので、そこが結構際どいかもです(汗)。

あと、Magnificatは神戸松蔭ではSecondoで、しかもキアヴェッテで書かれているのでよくある完全4度下げではなくて短3度下げだったようです。
今回のPrimoはともかく3と2がコロコロ変わるので、K原さんがどういう風に変えようとされるかなぁと予想して楽しんでいます。
表記通りでしたらたぶんGloria Patriが早過ぎて歌えないはずですので…。

今回は通奏低音ですが、バス記号だけじゃなくて、テノール、場合によってはソプラノまではよくあって、さらにアルト、バリトン、メゾソプラノ記号が出てくることもあるので、その辺になると弾かなかったり弾くとしても単音なのですが、読めるようにしておないといけなくて、パッと見でわからないので音名を書いています。
でもバリトン記号だけは慣れません…。

…とSNSでの知人とのやり取りから、自分の書き込みだけ引用・転載しました。

あとはソロ曲でNoëlを3曲、これ自体もまだまだ全然弾けていませんが、もしかしたら基本形だけ書いてあるだけで、あとは自分たちで変奏付けてねということなのかもしれません。
 de Viséeも続きを少し、Preludeが楽しいもののちゃんと弾きこなせたらなぁ。

Modena MsのAPの続きは結構大変で、リズムがよくわかりません。

明日はミュズィク・ドゥスのフレンチも練習せねば。

2019年8月19日月曜日

8/19:ソロ曲もNoëlなど色々

12/21(土)@和泉市久保惣記念美術館コンサートのための選曲を昨日は考え始めていて、《ルソン・ド・テネブル》やマニフィカートはそのままだけど時間が90分なのでその他の曲をどうしようかということと、クリスマス直前なので曲の入れ替えが検討されています。
Maraisは確実に入れ替えられる予定ですけど、去年やったガンバ+テオルボの「おっさんずラブ」のような曲のリクエストがあるらしいです…。

リコーダー曲で、バロック期(とそれ以前)のフランスでクリスマスをタイトルにしたり素材のものは思いつかないのですが、知らないだけであるのでしょうか…。

テオルボでは意外なことに、「Noël」と題したフランスのキャロルの短いテオルボ編曲が3曲あります。
練習はしていますがまだ今の自分には難しいのと、きっと日本ではあまり知られていない曲かもしれません。
もっとも、Charpentierの《真夜中のミサ》でも出てくる曲がありますので、知っている人は知っているという感じでしょうか。

さて、テオルボ練習、ソロ曲は久しぶりにNoëlの3つを、これも久しぶりにVivianiを。
Vivianiはなぜフラット系が多いんだろうと思いますし、調弦の指定も多分書いてないので弾いてみてこれはEsとBBesにしないと!と気づく有り様です。

通奏低音はMaraisのテオルボだけの通奏低音部分の確認、マニフィカトで指遣いがはっきりしていないところを決めて、《ルソン・ド・テネブル》は2つのJerusalemを。


2019年8月18日日曜日

8/18:来週8/25@神戸雲内教会のリハーサル

本日は、来週8/25@神戸雲内教会での
「エレミヤの哀歌 マリアの賛歌」
のためのリハーサルを行ないました。

器楽曲から始めてMarais、Dieupart、宗教曲はDeLalandeの《ルソン・ド・テネブル》2曲、Couperinの順でした。

7/7に一度コンサートを行っていることもあって大筋は順調で、気になる所を細かく確認して、合間のおやつ休憩はお菓子ともどもたっぷりありました。


7/7に使ったテオルボが骨折したので、去年使ったテオルボでのリハーサルと来週本番を迎えます。
弾きやすい楽器ですが、さすがに慣れが必要で、結構たくさん間違えました(汗)。
今週練習を頑張らねばなりません。

12/21は期間があるのとクリスマス前なので、曲目を少し変更する予定で、候補曲を出し合いました。

来週日曜日、あちこちでコンサートが重なっていますが、よろしければフランスの典雅な曲を聴きに来て頂ければ幸いです!

2019年8月17日土曜日

8/17:やっと8/25の全曲練習

明日の1週間前リハーサルのために、さすがに全曲練習。

テオルボの右手のフォーム、夏期セミナーでの教えを経て、そして結局一番最初に習った時に立ち返って、改良中。
ともかく番外弦をしっかり弾弦できるようにしたいし、それができるはずのフォームだから。

それを踏まえて、DeLalandeの《ルソン・ド・テネブル》2曲、Couperinのマニフィカト、Maraisの組曲抜粋を練習。
夏期セミナー効果か、弾くのが少し楽になってきた。
《ルソン・ド・テネブル》の2つのJerusalemの、低音と和音の違いが自分の中でどんどん明確になってきている。

ソロ曲は、通奏低音の調弦の関係でFis CCisで弾ける曲を。
Piccininiの久しぶりの曲、de Viséeは次の#系の曲へ。

2019年8月16日金曜日

8/16:8/25@雲内教会のための練習

テオルボの通奏低音はミュズィク・ドゥスの8/25@雲内教会のための練習、というよりも1週間前リハーサルがあるからその準備を。

昨日楽譜に色々書き込んだはずなのに、書き込み方が悪かったのか、ちゃんと歌詞を反映して弾けていない。
再度見直さなくては。
《ルソン・ド・テネブル》の2つのJerusalemだけは同じパッサカリアといえど違いを意識して練習。

弦は交換して正解だった。
1つは415に下げたからいくら何でもテンションが弱過ぎで、他の弦とのバランスも悪かったので、似たようなテンションにしてバランスも良くなった。

もう1つはそれだけ突出してキンキンした感じで柔らかい音が出なかったので、生ガットにしたら改善、柔らかい音も堅い音も出るようになった。


8/15:もう1つのテオルボ調整

ちょっとネットから離れて
8/25@神戸雲内教会でのミュズィク・ドゥスの
「エレミヤの哀歌 マリアの賛歌」
の譜読みをやり直し。
そしてもう1つのテオルボを415平均律にして、音が気に入らなかった弦を2本交換。
あとは練習を再開するのみ(ぇ

Maraisの通奏低音と、ソロ曲はPiccininiを。

ただ、台風のせいかものすごい風で、雨がまだ降っていないので夏期セミナーでの4日分の洗濯物はよく乾くけど(笑)、気圧も低くなっているので朝からずっと頭痛…。


2019年8月14日水曜日

8/14:名古屋バロック音楽協会夏期セミナー第4日 受講生コンサート

夏期セミナー最終日は受講生コンサートで締めくくり。

いつもの7時に一旦起きたけど前の晩寝たのが調律話で調律師の方を含めて盛り上がって1時半だったので、もうちょっと寝ようと思って次に起きたら8時過ぎ💦
あわてて食堂に行ったら朝食はもう半分以上経過。その後の予定が発表されて、受講生コンサートのための調弦やら写真撮影で髭剃る時間なし(汗)。
でもすごく気にするのは自分だけで、回りはあまり気にしていなかったような気がする…。

受講生コンサートは5つ出演。
多い方だったのは間違いない💦
最初は合奏講座でRebel: Les Caracteres de la danse、これはうまくテオルボが弾けなかった。
理由はいくつかあって、一つは明らかに技術不足(テオルボがお借りしているものでそれに対応し切れていなかったことも含めて)、もう一つは中間はほぼ舞曲で、メヌエットは実際に踊っているし、クラントもブレもサラバンドもパスピエもルールもバロック・ギターで伴奏したことがあるけど、これは踊るための曲なんだろうか…という迷いがあってどうも曲に入り込めなかった。
次は、最初予定に入っていたけど参加キャンセルがあって没になりかけた曲をやりたい!という希望があって、自分も昔合唱で歌ったことがあるBuxtehude: Cantate Domino BuxWV12なので参加表明。
バスが歌いたかったというのもあるけど、まさかテオルボで通奏低音をする機会が来ようとは!
時間の関係で最初と最後の三重唱部分の抜粋だったけど、曲を知っているということもあって内容もラテン語詞もなじみはあるから、これは急に参加でもとても楽しかった。
バロック・ギターに和音を弾いていただいたので、テオルボではベースラインを中心に。
撥弦楽器2つの通奏低音は、受講生コンサートでは珍しかったと思う。
第1部最後はStrozzi: Le tre Grazie a Venere「三美神からヴィーナスへ(のメッセージ)」。
三美神のわちゃわちゃした感じ(by森川先生)はアンサンブル・レッスンを経て出て楽しい感じになったと思う。
ただ通奏低音がテオルボの通常の調弦では高すぎて、結局元々ソプラノ記号で書いてあるところはオクターヴ下げて。
これも昨日急に対応だったので色々ミスはあったけど、バロック・ギターを持ってきて下がちょっと足らないけどそれで弾いてみれば良かった…というのが反省点。
それにしてもこのモダン譜は結構恐ろしい間違いが歌にも通奏低音にもあって、ファクシミリも見たのに自分でも気がついていなくてレッスンでも指摘されたものがあって、恐ろしいと同時に自分の調査不足も反省点(汗)。
通奏低音としてもガンバand/orチェンバロがあるとより良かったかも。
第2部では合唱講座でGuerrero: Ave Mariaのみ。
歌詞はおなじみで、グレゴリオ聖歌の定旋律も出てくるけど、アンサンブルが難しかった。
さらに男性が諸般の事情でどんどん抜けてしまって、本番ではバス1、テノール2で。
それでも本番は楽しくできたと思う。

またも第2部の最後、つまりコンサートの最後にリコーダーでGabrieli: Canzon Primi Toni a 8。
全体としては良い感じでできたと思うけど、最初の方でなぜか一人落ちてしまって20秒ほど無音に。
おもむろに復帰したけど、他の皆さん(特にPrimo Choroの方々)がそのまましっかり吹いて下さったので安心&申し訳なかった…💦
練習の時とは聞こえ方が違ったというのもあるけど、大トリだし無意識のうちに気負っていたのか。
一番最後というのはフラットな気持ちで臨むのが何かしら難しいものがあるのかもしれない、と5月の光子先生の発表会でも大トリで自分としてはうまくいかなかった部分があったことを思い出した。

本番では金子先生のテオルボを貸して頂いて、少し戸惑いはあったもののやはりとても弾きやすい楽器で、さらに今回のレッスンで習った新しい構え方で3曲弾いてみて、他のやり方を知る良い経験になった。

コンサート全体としては、他の皆さんの演奏もとてもバラエティーに富んでいて、色んな可能性を見ることができて楽しかった♪

さて…骨折したテオルボの修理の算段をせねば…。
とりあえず、もう1つのテオルボを8/25のミュズィク・ドゥスのコンサート用にして練習しなくては。
「歌う会」11/2《倫理的・宗教的な森》のリハーサルもその翌週から始まる。

2019年8月13日火曜日

8/13:名古屋バロック音楽協会夏期セミナー第3日

名古屋バロック音楽協会夏期セミナー3日目、
朝からリコーダーでフレンチの細かな厳しいレッスン、
合唱講座でGuerreroのみ、
器楽合奏講座でRebel、

午後はアンサンブル・レッスンでリコーダーでGanrieliの8声、
急遽決まったBuxtehudeの昔から合唱で歌ったCantate Dominoのテオルボ通奏低音のアンサンブル・レッスン、
その後大トラブル!
豪雨で次のアンサンブル・レッスンの会場に行けなくて小雨になった時に移動しようとした時にうっかりテオルボを倒してしまって骨折💦
ありがたくも先生のテオルボを貸して頂いてのStrozziのアンサンブル・レッスン。
違うテオルボはなかなか難しい。

夜はパーティ、生演奏付きスライドを楽しみ、講師の先生方のスライドホイッスルを吹いてのクイズは傾向が変わってグッズをゲットできず。
夜は調律話で盛り上がる。

そういえば夕食前に14コースリュートを触らせて頂いて、逆に質問を受けてフレンチ・タブラチュアを説明。
ニ短調調弦は初めて。

パーティ後は待望のヴィオラ・ダ・ガンバの手ほどきを受ける。
ガンバも面白い!
そのことを福沢先生に話したら強力に勧められた。

2019年8月12日月曜日

8/12:名古屋バロック音楽協会夏期セミナー第2日

名古屋バロック音楽協会夏期セミナー2日目。
朝はメロン、夜は飛騨牛のたたき。
食べ過ぎて太りそう💦

朝からテオルボというか通奏低音レッスン、
合唱講座はなかなか大変、
合奏講座もなかなか大変。

午後は通奏低音講座でテオルボを弾いて結局レッスンしていただいた感じて、ダメ出しも一杯あったけどその分有益だった。
リコーダー8声のアンサンブル・レッスンで見事に形が整う。
三重唱のアンサンブル・レッスンでもどんどん良い感じに、通奏低音の音域が高いので、バロック・ギター持ってこれば良かった💦
1コマ空いたので寝る。
夕食後は講師コンサート。
バロック・リュートから始まって、トリオ・ソナタ中心のアンサンブルや歌によるドラマを楽しんで、テレマンの有名なリコーダー・ソナタで締めくくられて、とても楽しませて頂いた。

湿気が多いせいか、ヴァイオリンの弦が切れてしまうという事故が!
切れたのはE線で、曲のほぼ最後の方だったけど、他の弦のピッチもきっと変わっているだろう中で、荻野先生はオクターヴ下げたりしてピッチも正確に弾き切られた。
お見事。
翌日の受講生コンサートの直前にも受講生のガンバの弦が切れたようで、福沢先生がヘルプされながら張ったりしていた。

講師コンサート後は、テオルボに興味があるという人を紹介されて、弾いてもらったりしてひとしきり説明。

三日目の朝は霧。

2019年8月11日日曜日

8/11:名古屋バロック音楽協会夏期セミナー第1日

名古屋バロック音楽協会夏期セミナー1日目、講座は終了。
リュート、合唱、器楽の3つ、合間にリコーダー8声。
夕ご飯食べて自己紹介して、もしかしたらアンサンブル練習?

アンサンブル練習、8声のリコーダーは夕方空いている時にいる人でに、三重唱は夕食後にできた。

行きの道路は東海北陸道に入ってしばらくしてから2kmと8kmの渋滞が。
東海環状道の大垣西IC(養老JCT)から関広見IC(美濃関JCT)まで通じてくれていると個の渋滞も無くなるはずだけど…それでもその先の4車線化が進んでいてくれたお陰で、集合時間まで余裕で到着した。


2019年8月10日土曜日

8/10:モダン譜の歌詞の間違い!

夏期セミナーの歌曲の通奏低音をするので、歌詞の意味を確認しておこうと思ってずっと調べていったら…どう頑張っても出てこない綴りがある。
イタリア語っぽくないしもしかして…と思って、幸いファクシミリ(画像)があるのでチェックしてみたら、sをfとしている!

この時代のハンコ譜のsは長く書くし形もfに似ているけど、存在しない単語になるんだし、楽譜の作成者の歌詞の理解は大丈夫?と思ってしまう。
ハイフネーションも妙なところがあるし。

モダン譜は本当に油断ならない。

 通奏低音はもう1つフレンチの舞曲集を。
このRebelは今年ブームなのか、いくつかのところで取り上げられている。
 
ソロ曲練習は、何となくKapsbergerのArpeggiataが弾きたくなって、それから開始。
PiccininiのToccata XIIIは結局夏期セミナーには十分間に合わなくて、特にアルペッジョの部分が止まってしまったりするけど、現状を見て頂くしかない。
de Viséeは次に進んでみるけどミュゼットはそれはそれでなかなか難しい。
Rebelにも出てくる。



2019年8月9日金曜日

8/9:ミーントーンのテオルボで音を取りながら歌の練習

今日も300kmドライヴから帰って来ての練習。
お盆休みの渋滞が台風10号が迫っているせいか前倒しで、それにちょっと巻き込まれてしまって、予想よりも遅い帰宅に。
それでもテオルボ弾きたくて練習。

ソロ曲は夏期セミナー対策のPiccinini。
de Viséeは復習だけど、そろそろ次のページに行く。

通奏低音は夏期セミナーの2曲を。

そして、夏期セミナーの合唱講座2曲も全然練習していない…と思って、ミーントーン440にしているテオルボで音を取りながら練習。
ところが!自分の#の音程は高いし、♭は低いし、b (h) は高いしcは低いしで、普段歌の方に散々注文付けていることが見事に自分に帰ってきている(汗)。
ミーントーンで歌うのは難しい…。

そして、テオルボを平均律かそれに近いので調律するのが一般的だと思うけど、それだと完全5度がほぼ純正(-2セント)だからピラゴラスに近いので、#と♭の関係が逆かもと今日思ったり(表はC基準なのでA基準なら4つ右にずらす)。

さて、夏期セミナーは日曜から。
台風10号の動向が心配だけど、夏期セミナーとしてはスピード落としてゆっくりきてほしい。

2019年8月7日水曜日

8/8:夏期セミナーの17世紀曲、de Viséeも少しずつ前へ

今日は一応近づいている夏期セミナー対応練習。
通奏低音でStrozziとRebel。
先日の例会でも話が出たけど、
「そのテンポで弾く/歌う?」
というのが必ずあったりするから、楽しみでもあり不安でもあり。
 17世紀曲は2拍子と3拍子の切り替えがタクトゥスに乗ってないことも多いから、そのあたりをどのようにどのくらいまで調整するか。
しかもセスクイアルテラとテルツィアの両方が出てくる。

ただ、17世紀音楽の英書読書会で拍子とテンポの章を読んでいて、結局のところ3拍子のテンポはテルツィアで書いてあってもセスクイアルテラでも、実際にフレーズとの関係で考えないと現実に歌えそうにないということが発生してしまう(当時の人は歌えたのかもしれないが)。

「歌う会」の《倫理的・宗教的な森》のMagnificatにしてもテルツィアで書いてあって、これを一貫させようとしたらゆっくり目にならざるを得ないけど、そうなると2拍子のところはCで書いてあるのでかなり遅くなるということになりそうだから、3拍子はセスクイアルテラで取るのが現実的な気がするけど、さてどうなるだろうか。

ソロ曲はPiccininiは序文を読んで何とか少しずつそれらしく。
de Viséeは続きのプレリュードなどにトライ、少し前より苦手意識が減ってきたのは収穫。

8/7:PiccininiとCacciniの序文を読む

PiccininiのToccataの1つを練習していてよくわからない箇所がいくつもあったから、今さらながら「序文」を読むとたちまち疑問氷解(汗)。
曲集の序文は読まないといけない。
ついでにCacciniの『新音楽』の序文も読んで、なるほどそういうことかということをいくつも確認した。

曲集にもよるし、版を重ねている場合には序文が全部載っていなかったりすることがあるから要注意だけど、どちらにしても序文には奏法についての色んなこと、Piccininiの場合は弾弦の順番や使うべき指や装飾のことが書いてあるから、それを読まないとどう弾いたら良いかわからないのは当たり前だった(汗)。
Cacciniはちょっと探せばネットに(英語なら)資料があるから、それで結構わかる。

練習は、ソロ曲はPiccininiは序文からわかったことを試してみると、これまでとは違う弾弦や指が要求されているからなかなかうまくいかないので、ゆっくり確認しながら。
de Viséeの新たなアルマンドは結構面白い。

通奏低音は夏期セミナーの2曲、そして久しぶりに秋の重唱の曲を結局3曲とも。
3つとも何だかんだで佐藤亜紀子さんのレッスンでお世話になった。

2019年8月6日火曜日

8/6:《倫理的・宗教的な森》通奏低音残りを練習

昨日に引き続き、「歌う会」11/2@神戸聖愛教会での《倫理的・宗教的な森》のうち、昨日の続きの通奏低音を練習。


Beatus virは通奏低音のパート譜だけを見ているとシンプルな音型の繰り返しだから、歌詞を書き写して上の音型はスコアで確かめておかないと。
その上で実際の演奏に臨機応変に合わせていくことが必要かも。

Cavalliの10声のカンツォン、和声が意外に複雑で、弾くところの指定も結構あるから、ちゃんとタイミング良く入れるようにしておかないと。

Et resurrexitの上は細かくて、通奏低音もその音型に結構しっかり付いているし、歌詞で「上がる」なら音型も上がって行って「右に座した」と落ち着くところが面白い。

Magnificatの3拍子をどうするかはちょっとよくわからない。
1分の3なら速いという指定だと思うけど、演奏不可能と思える速さだし、「速い」よりも「速め」ということかもしれない。
これを2分の3と書くとたぶんゆったり目になってしまうことを避けたのかもしれない。
1640年頃になると他の曲でもタクトゥスからそのまま導けない例があるのも確かではあるけど。
どこをどうするのか初練習が楽しみ。

ソロ曲はPiccinini、de Viséeは続きにトライ。
技術が上がれば弾けるフレーズや曲が増えるから、artは芸術というよりも技芸あるいは技巧だとつくづく感じる。

2019年8月5日月曜日

8/5:《倫理的・宗教的な森》通奏低音いくつか練習

本日は往復300km弱ドライヴの時に《倫理的・宗教的な森》のCDを少し聴きながら。
演奏をコピーするつもりはさらさらないけど、こういう雰囲気になるんだということはつかんでおいて、自分ならこう弾きたいなぁと思っていたらやはり弾きたくなって、帰宅していつもと違うメニューで練習。

ファクシミリのパート譜で練習。
Confiteborは細かな通奏低音があるから実際に弾いてみてさらにどうするか。
Credidiはシンコペーションが本当に特徴的なので、どれを弾き過ぎないようにするか。
Cavalliの8声のCanzonはどの音に和音を付けると効果的か。
Iubiletはまだまだ色々考えないと。

その前にソロ曲練習。
いつものPiccininiとde Viséeは復習。

2019年8月4日日曜日

8/4:《倫理的・宗教的な森》Magnificat primo

2011年の神戸松蔭公開講座で《倫理的・宗教的な森》を歌った時にはMagnificat secondoだった。
ただ、キアヴェッテで書かれていたので短3度下げで、
「楽譜は自分で作るように」
というお達しだったのか、短3度下げた楽譜を作った形跡があるけど、本番では元の楽譜を見て歌った記憶がある。
今回の《倫理的・宗教的な森》はMagnificat primoでヴァイオリン2つと弦または管4つが入るという編成も大きくて長めの壮大な曲。
そして拍子が3から2にコロコロ変わって、その間にグレゴリオ聖歌の定旋律が出てきたり、歌詞の内容に応じてとても目まぐるしく変化していく。
おそらく聞き所の一つは、演奏していても盛り上がるけれどもトゥっティでFecit potentiamと2拍子で宣言してすぐに3拍子でFecit potentiam in brachio suoと応答して、その後ルカの福音書の各節の内容を様々な編成で語っていくところだろうか。

自宅を漁ったら全曲のCD3枚組があったから聞いてみると…3拍子のテンポが場所によって違う!
ファクシミリを見るとすべて1分の3という「トリプラ」で書いてあるから速めのはずだけど、冒頭は遅く2分の3「セスクイアルテラ」っぽい反面、Fecit potentiamの3拍子はトリプラっぽい。
とはいえGloriaはトリプラでは速すぎるだろうし、我らが「歌う会」ではどうするだろうか。

テオルボの練習は、ソロは相変わらずのPiccinini復習と、de Viséeは復習の後次に進む。
バロック・ダンスの曲もあって少しずつ慣れてきた。

通奏低音は夏期セミナーの2曲を。

2019年8月3日土曜日

8/3:久しぶりのフレンチを8/25に向けて

近づいている夏期セミナーの課題曲も、「歌う会」の《倫理的・宗教的な森》も気になるけど、それ以上に8/25@神戸雲内教会のミュズィク・ドゥスの第2回公演の練習もしておかなくては(汗)、ということで、全曲ではなくて気になったところを。
《ルソン・ド・テネブル》2曲は最後のJerusalemを整理してより効果的にするために。
Magnificatはもうちょっとメリハリを付けねば。
Maraisも運指を整理。

ソロ曲はPiccinini復習と、de Viséeは復習と次の曲へ。
de Viséeは低音の動きが今は面白いなと思う。

2019年8月2日金曜日

8/2:《倫理的・宗教的な森》Beatus vir primo

《倫理的・宗教的な森》のBeatus vir primoは2011年の神戸松蔭の公開講座で合唱テノールを歌った懐かしの曲。
ただ、その時は歌詞や音楽や曲の構成をただ言われるままに歌っていただけで、3拍子の後半から2拍子に戻ったあたりがの細かなところが難しかったという印象。

今回準備していて、通奏低音からの方が歌詞や音楽や曲の構成が見えるというのは面白いものだし、考えてみればバンドでベースを弾いていた時は曲の構成がよくわかった。

最初の2拍子の「幸いなことよ。主を恐れ」から3拍子の「自分のことを公正に取り行なう人は」に入って通奏低音はオスティナート・バスみたいになるけど、歌とヴァイオリンが段々細かくなってきて結構難しい「その角は栄光のうちに高く上げられる」で2拍子に戻って、今度は悪者のことが細かな音型で語られて結局は「悪者の願いは滅びうせる」が下行音型で表現されて一旦終わってしまう。
それから幸いなことよ。主を恐れ」が一旦戻ってまたカデンツになり、それからグロリア・パトリが細かな音型で歌われ、本当の最後に下行音型のアーメンで終わる。
よくよくできた曲だと思う。

テオルボで通奏低音のチームの中でどのように弾くと歌が活かせるか、一応考えた上でリハーサルでは柔軟に対応したい。

テオルボ練習、ソロ曲はPiccininiの指回りがうまくいっていないところを色々ゆっくり確認しながら。
de Viséeはアルマンドの復習をじっくりやったので新曲には進まず。

通奏低音はRebelを、早いパッセージでカンパネッラを使うところはやはり弾弦する弦の番号を書くか、タブラチュアを作った方が良いかも。

2019年8月1日木曜日

8/1:夏期セミナーのレッスン曲に悩む

ソロ曲、夏期セミナーのレッスンに何を持っていくべきか…悩み中。
Piccininiをいくつか弾いてみる。
de Viséeは復習と続き、どんどん楽しくなってきた。
通奏低音は、夏期セミナーの1つ、ファクシミリがあるので、モダン譜を参照しながらそれに小節数を書き込む。
この作業をすると不思議に曲の流れがわかってくる。
もう1つの曲も一通り弾いてみる。
2つでは調弦が少し違うから気を付けねば。

中テオルボは440ミーントーンに戻したのに、《倫理的・宗教的な森》は練習せず。