2019年11月14日木曜日

11/14:ソロ曲とフレンチと

415Hz均等フレットにも慣れてきました。

ソロ曲は本当は440Hzで弾く予定ですが、今は415で練習しています。
Anonの易しい曲、Piccininiの易しい曲をゆっくりしっかり確認しつつ。
ソロ曲はイタリアンの中で弾く予定ですので、フレンチのde Viséeはちょっと休んでいます。

通奏低音はMaraisとCleambault。
今日もまた合理的と思われる押さえ方を見つけたつもり。
今は音数を必要に応じてなるべくたくさん鳴らすことと、コードチェンジで音がなるべく切れないような指の運びを考えるのが課題です。

編成として通奏低音にヴィオラ・ダ・ガンバがいれば旋律は任せて、チェンバロがもしかしたらさっぱりした音のモデルになるかもしれないので、テオルボでなるべくじゃらじゃら鳴らした方が良いかなと試行錯誤しています。
通奏低音がテオルボだけの場合は、低音旋律も和音も全部弾かないといけないので、宗氏ながらも音数を多めに弾ければと思っています。

2019年11月12日火曜日

11/12:構えを少し変更

月曜に鍼灸で
「何か大きな楽器されました?」
と聞かれて、
「テオルボの構えを変更したんですけど」
と答えたら、いつもと違って左肩甲骨上辺りが張っているらしかったです。
夏期セミナーを踏まえて立て気味に構えていましたが、1フレットとか遠いのは確かなので、以前のように頭を超えないように少し寝かせます。
それを踏まえて、ソロ曲としては、de Visée、Piccininiなどを、
通奏低音は新しいClerambaultとMarais、そしてDeLalandeも。

2019年11月11日月曜日

11/11:フレッティングとピッチを変更

11/2の「16〜17世紀の宗教合唱曲を歌う会」では、毎年オルガンがミーントーンで調律され、テオルボもガンバもミーントーンのフレッティングが要求されるので (でも今年初参加のガンバさんはたぶん均等フレットのまま)、夏からそのように不均等フレッティングにしていました。
 
ところが、12/21のミュズィク・ドゥス🎄クリスマス・コンサートでも使う音律は、弱いミーントーンでしかも5度圏が閉じるというMarpourg (Marpurg) に近い調律で、去年はミーントーンのままで弾いていたら異名同音になるEs/Disで合わないという当たり前の問題が発生してしまい、さらに貼り付けフレット (タスティーノ) が必要になりましたので、今年は基本的に平均律にして、チェンバロでどうしても合いにくいところだけ少しフレットを移動させるという作戦に。

久しぶりに均等フレットにすると、やはり3ヶ月慣れ親しんだ不均等フレットとはとっさに押さえる位置が違うので、フレッティングを変えると最初はかなり戸惑ういますので、リハーサルの直前ではなくて少し練習もしておきたいので変更しました。

ピッチもフレンチなので440Hzから415Hzにしましたが(本当は392Hzにすると、よりヴェルサイユらしくはなりますが)、電子楽器とは違って単に音高が低くなるというだけではなくて、弦楽器の場合は弦を張り替えない限りテンションが下がるので、弾弦の感じが大きく変わります。
440Hzの時と同じような張りを求めても得られませんので、その張りに応じたタッチに切り替えなければいけないですし、フレンチなのでともかくエレガントに、なるべく音数も多く弾ければというのが今の課題です。

それで、ソロ曲はde Viséeのとある曲を今日も復習。
やはり弦のテンションが違うので、それに合うように弾かないと(汗)。

通奏低音は新曲2つ。
これもかなりタッチが違う上に、フレットへの弦の当たり具合も変わるので、左手の押さえ加減も少し変わってきます。

全体に、低めのピッチとより弱めのテンションを使って、フランスのエレガントな表現ができるように心がけつつ練習します。

2019年11月10日日曜日

11/10:フレンチについて考え試行錯誤

昨日のフォンス・フローリスwestでフランス式ラテン語発音とルネサンスでしかもオケゲムではあるけど、息の長いフレーズを存分に浴びて、ミュズィク・ドゥスで演奏するバロック期のフランス音楽についてもすっかり考えさせられて、色々試行錯誤を始めています。

12/21のクリスマス・コンサートに向けての合わせも近く、新曲も2つ3つある中で、7、8月に演奏した曲も見直すことにしているので、さてどうなることやらという感じです。

今日はソロ曲から。
フレンチのソロ曲もde Viséeを練習していて、少しでもフレンチの曲の感じをつかんで、それを通奏低音に活かせればと思っています。

ただ、11/23の河合神社はソロ曲を弾く予定で、曲目からイタリアンなので、それは本当にどうしよう…という感じです。
本当に易しめの曲をしっかり弾くという方向で、無理はしないことにするつもりですが、曲としてはPiccininiもいくつか練習しました。

通奏低音は、今日もフレンチの新曲2つを。
次のフレンチの公演でMaraisの通奏低音をイタリアン・テオルボ1本でやりますが、例によって音域が高いので、まずは下げずにそのまま上に和音を積むべく、今はハイポジションの鬼になっています。 
カンパネッラ奏法も交えてみて、慣れてきたら楽しくなるはず…です。

もう一つのクリスマスのモテットはまだどう弾くか決めていなくて、ベースラインをどう弾くかをまずやっています。
ガンバが低音の旋律を弾きますので、たぶん和音を効果的に入れる方法を少しずつ考え始めているところです。

先日見たフランスのバレエのレッスンであったように、ともかくエレガントに!Gracieusementをきちんと表現できるように弾ければと試行錯誤しています。

2019年11月7日木曜日

11/7:フランスものの通奏低音だけで精一杯

11/23の河合神社の曲は3分の2はアンサンブル・レッスンも受けましたし、11/4の「音の自画像」でも本番を経験しましたので、あとは自分の技術的な精度をまず上げることで、通奏低音の付け方も17世紀当時の譜例付き歌曲集を少しずつすることにして、近づいているフレンチのクリスマス・コンサートの合わせのための練習を今日もしました。

やはりまず旋律だけを、言葉を考えて弾く練習を。
昨日新たに練習を始めた2曲は、まず楽譜を見てどう弾くかを考えましたが、既に演奏した曲を見てみたら徹底していないことがわかって、所々真逆なアクセントの配置になっていて大汗なので、また色々書き込んで理解しておかないと。

ソロ曲も少し練習。

あとは、当時の歌曲集で、テオルボ通奏低音譜例 が付いている曲集を少し印刷。
データが重くて時間がかかるので、一気に印刷ができませんが、譜例集はちょっといくつか見逃していたので、練習するつもりです。
リコーダー練習、今日はしっかり目。 
11/17と1/19のための《笛の楽園》から4曲、 
プチ本番のためのde Rore/Spadi、 
Giglio 415でBraun。 
17世紀のディミニューションは難しいけどしっくりきます。
最近のように歌曲のテオルボ通奏低音もしていると、歌詞を意識しながら吹くのが強まっているかもしれません。

2019年11月6日水曜日

11/6:クリスマス・コンサートのためのフレンチの準備

今日は17世紀のステキなコンサートがありました。 
段取り悪くて行けませんでした(泣)。

ただ、夕食食べたらうたた寝してましたし、土曜と月曜の本番は楽しかったですが、集中力も必要だったし、テオルボの長時間演奏が続いて身体にもかなり負荷がかかっていたから、少しでも休めたということで良しとします。 


テオルボ練習もミュズィク・ドゥスの新たな曲を。 
まずは譜読みを2曲して、単語の切れ目とアクセントの位置に印を付けて、特に強く弾かない方が良い部分に印を付けたり、コードネーム付けたり。 Maraisはある意味雪辱です。 
そして、今日も基本的にベースラインだけの練習を。
フレンチはいつものごとく指定が細かいですが、その緻密な世界もイタリアものと違って新鮮です。
他の曲もおさらいしておかなくては…。

とはいえ、La voce del Seicentoの本番も11/23なので、譜読みのやり直しもしました。

あとは通奏低音実践例や教則本のファクシミリを漁りました。
17世紀当時のは今はネットにある時代ですので、手元にも落としてありましたが、 ネットからも落として、また印刷して練習する予定です。

2019年11月5日火曜日

11/5:通奏低音の旋律だけ練習+ソロ曲

11/2の「16〜17世紀の宗教合唱曲を歌う会」と11/4の「さまざまな音楽家による 音の自画像」が、無事終わりました。
11/2は熱く、11/4は良い時間を過ごせました。
11/4は久しぶりにキャパ300のホールで演奏して、11/2のようなチーム通奏低音と違ってテオルボ1本でしたので、自分の中での色んな問題点が露呈しました。

それは11/2でもあったことですが、ともかく通奏低音の旋律をまずきっちり弾くという原点をしっかりしようと思い、今日は旋律をきっちり歌詞に応じたフレージング、アクセントの有無での弾き分けの練習をしました。

それだけでも結構時間がかかりました。

ソロ曲も少し練習しました。

そして、来年1/19の名古屋公演が決まったので、各所で告知を始めました。

2019年11月2日土曜日

11/1:明日の本番前、通奏低音譜の見直しはキリがない

譜読みは今日の電車仕事の行き帰りで全部しましたが、練習は気になっている曲に絞って。

とはいえ、通奏低音の楽譜飲み直しは本当にキリがなくて、見落としもあるし、見たら見たでこれはどうだったっけ?という迷いがかえって生まれたりで、どこかで落とし所を決めないといけないのですが、複数で弾いているのでそこの刷り合わせも完全にできるわけではないので、ゲネである程度は調整するとしても実際には本番で色んなことが起こるでしょうし、それもまた楽しいことでもありますので、一応準備だけはしっかりと思っています。

明日、よろしければ、新神戸駅前の神戸聖愛教会で17時開演ですので、いらして頂ければ幸いです!


通奏低音は11/4と11/23のLa voce del Seicentoでも弾く曲を練習。
1つどうしてもまだ手の内にない速めの3拍子の部分をこのところ繰り返して。
かなりなじんではきました。
本番でも同じように弾ければ…。

ソロ曲も11/23を見据えて少し練習しました。
確実さを考えて、よく練習していた簡単な曲を弾こうかと考えています。