La voce del Seicentoで、Kapspergerの宗教曲に少しずつ取り組んでいる。
リズムの書き方が独特なので、自分でもファクシミリから楽譜を起こしている。
ただ、ファクシミリが見づらくて、休符なのか付点なのかわからなかったりだけど、幸い拡大できるのと、一応モダン譜で比較できるので何とかはなる。
そのネットにあるモダン譜は、結構問題がある。
細かな音符のリズムを大胆に書き直している上に、なぜか旋律まで書き直している。
Kapspergerの細かな音符、特に三連符などの連符は独特な書き方をしていて、かなり数えないとよくわからない。
和声もそれで良いの?と思う場面も。
そのあたり、校訂報告などちゃんと説明が書いてあれば良いけど、それもないとなると、元がどうなっていて、なぜそうしたかがわからない。
モダン譜だけしか見ないで演奏された日には悲惨で、オリジナルとは和音もリズムも、もしかしたら旋律まで違う!
Kapspergerは、テオルボやリュートのソロ曲を弾いていると、細かな音符は声楽曲とまた違う書き方をしているものの、どういうリズムを書きたいのかということはかなり参考になる。
だから、テオルボやリュートでKapspergerを弾いていないと、声楽曲の楽譜を起こすのはもしかしたら難しいかも…と感じる今日この頃。
それにしてもネットにある無料の楽譜は本当に油断ならない。
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